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スーパーシティの予算は多い?少ない?内閣府の予算案を分析

スーパーシティ予算分析

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スーパーシティは日本の国策として今後大きく成長させていきたい領域です。予算はどれくらいかけていくのでしょうか。内閣府の予算案、概要を確認し分析していきます。

2021年度(令和3年度)予算概算要求

概算要求とは、翌年度の予算を決めるためのルールです。2022年度(令和4年度)の予算の下地になるものです。

スーパーシティの予算を紐解くスーパーシティ実現のために日本政府がどれぐらいの金額を予算として計上しているのはについて紐解いていきます。スーパーシティは2020年に法案が可決され、2021年にスーパーシティ実現の候補地が決定され、順次スーパーシティの実現が行われていきます。今回は2021年4月現在、政府から発表されている予算について紐解いていきます。...

予算概算要求に「スーパーシティ」構想の推進という項目があります。

「スーパーシティ」構想の推進の予算は令和3年度は23億円です。令和2年度が3億円なので、大幅に金額がアップしています。

AIやビックデータ等を活用し、世界に先駆けて、未来の生活を先行実現する「まるごと未来都市」
を目指す「スーパーシティ」構想の実現に向け、関係府省庁と連携し、選定都市における先端的サー
ビスの構築、データ連携基盤の整備、事業計画の作成支援等を実施する。
また、遠隔医療・教育、自動走行など、複数分野にわたる先端的サービスの構築を支援し、同構想
の早期実現に集中的に取り組むことで、「新たな生活様式」を実現する非対面や自動化等の新型コロナ
ウイルス感染症対策を促進する。

出典:内閣府 令和3年度 予算概算要求の概要

スーパーシティ予算は他にも

スーパーシティという名がつく予算は、「スーパーシティ」構想の推進のみですが、スーパーシティ関連の予算は他にもあります。合計すると数千億円以上の規模となります。

概要詳細予算
(令和3年度/2021年度)
予算
(令和2年度/2020年度)
地方創生の推進地方創生の充実・強化を図るための地方創生推進交付金1,000億円1,000億円
地方創生テレワーク推進事業(仮称)4億円
地方創生テレワーク交付金(仮称)15億円
関係人口創出・拡大のための対流促進事業3億円1億円
地方大学・地域産業創生交付金2.25億円2.25億円
地方大学・産業創生のための調査・支援事業1.07億円1.1億円
地方へのサテライトキャンパス設置等に関するマッチング支援事業1,500万円1,000万円
地方におけるSociety5.0 の実現1.21億円8,400万円
地方創生に向けたSDGs推進事業等12.35億円4.73億円
出典:内閣府 令和3年度 予算概算要求の概要

https://www.cao.go.jp/yosan/soshiki/r03/gaiyou_r03.pdf

海外の予算規模は

例えば、カナダのトロントではどれくらい予算がかかっているのでしょうか。

というようにかなり大きな額が並びます。しかし、UberやGoogleの親会社アルファベットなどの民間の投資が多いことがわかります。

スーパーシティは、日本が国をあげてのプロジェクトなので、日本国として予算を投資するのは当然のことなのだろうと思います。この予算は国民からの税金がもととなっているため、スーパーシティが着実に推進するように既存のベンダーだけではなく技術や志の高い企業と自治体が一緒に推進して着実に成果を上げてほしいと感じます。