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「スーパーシティ法案」で監視社会になるは間違い!!!

surveillance-society

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スーパーシティによって自動運転技術やドローンなどの技術革新が進む一方で、データを自由に閲覧できたり、カメラなどのリアルタイム映像を分析することで人々の行動を政府や自治体が監視するのではないかという不安の声も聞きます。

筆者からすると、システムやAIサービスを開発したことない人が小説や映画のような世界を妄想しているようにしか聞こえません。

そもそも監視社会とは

ソビエト連邦、北朝鮮では、党や軍が一方的に国民を統制、監視しているため、監視国家といわれる。また中国は党や軍だけでなく、2億台以上もの監視カメラにて市民生活を監視し、かつスマホ情報等を収集し国民一人ひとりを格付けする監視社会といわれる[1]。自由主義国家においても、街頭や公共施設における多くの監視カメラの設置や、警察のシンパサイザーであり市民による相互監視組織とも言える防犯ボランティアの活動など、漠然とした犯罪不安を背景とした治安意識の過剰な高まりが、監視社会化の懸念として論じられている[2]。

出典:Wikipedia

監視社会とは、軍や政府といった組織が国民に強制し、各個人の情報を収集し行動を制限したりする社会です。ソ連や北朝鮮、中国は社会主義国であり、監視社会は、社会主義国において見られる傾向です。

現実的に日本において監視社会は起こるのか

筆者の考えは、Noです。その理由は、4つあります。

オプトイン方式を採用しないとスーパーシティの実現が難しい

カナダのスマートシティの住民の反対によって頓挫したことを受け、オプトイン方式を取る自治体が増えています。

【スーパーシティ用語解説】オプトインとはスーパーシティやスマートシティでよく聞く「オプトイン」という言葉について解説します。オプトインとは、データの取り扱いについて事前に許可を得ることを指します。反対にオプトアウトは、データの取り扱いについて許可を得ないことを指します。...

各個人の情報をすべて網羅的に把握するのは不可能

みなさんもスマートフォンを使っていますが、多くのサービスはアプリという形で提供されています。しかしアプリ自身も勝手に情報収集することができないようになっており、自身で許可しない限り情報の利活用は制限されています。アプリは自由に配信、インストールできるわけではなくApple StoreやGoogle Play Storeといったマーケットプレイスから個人が自由にインストールできます。

また、アプリの情報以外にもスマートフォンの使用時間などスマホ自体の情報は、iPhoneを販売してAppleなどの販売元にあります。

今や個人の様々な情報を集約してスマートフォンは様々な企業によって成り立っています。そこに政府が立ち入る隙はありません。

サービス提供者、販売元を抑えることは不可能ですが仮に抑え込めたとしても、膨大な情報をさばききることは不可能です。

AIによって個人の情報を分析して識別する

AIに関しての認識が誤っています。AIは、個人を識別するものではなく、たくさんの個人のデータの中から特徴を見つけだす技術です。(※かなりかいつまんだ表現です。)AI=監視の図式にはなりません。

資本主義の世界でお金にならないことは、後回しになる

国が監視に莫大な予算を投下し、人材や企業から技術提供するなら別ですが、予算がなければ企業はやりません。顧客に喜ばれないサービスを作っても無駄なコストになるだけです。仮に監視し、行動を抑制するようなシステムを作ったとしても国民が反対意見を唱えれば、サービスのリリースすらできません。

技術的に厳しいし、社会の仕組み的にも厳しいかつ、監視社会と騒いでる人の認識も間違っているという点で、監視社会は起こらないと思います。

監視社会のやり玉にあがるサービス

大阪まるごと顔パス

大阪では、万博を控え入場時にチケットレスを目指し、顔パスを導入しようとしています。現在、大阪の駅で実証実験がされています。実証実験の結果、ベビーカーを引いている方や車椅子の方などには好評なようです。

交通違反者暴露台(中国)

出典:ライブドアニュース

中国のサービスで監視社会と例としてもっとも例にあがるのが交通違反者暴露台です。これは信号無視をすると、信号付近にモニターがあり顔が写し出されるというものです。信号無視の罰金は数百円と効果が薄かったのに対して、晒し上げられるという恐怖から信号無視抑止には一定効果があったようです。

まとめ

監視と見るか、便利と見るか

監視されるという意見もわかります。不安何だと思います。

ただ、監視社会を恐れる人に限って、コロナ禍の中で政府の給付金対応が遅いだとか、行動把握し隔離しろということを言います。

結局、自分が不安なだけなのかもしれません。しっかりスーパーシティならびにそこで利用される技術を習得することでいろいろな側面で物事見られる用に慣ればと思います。

世の中は、一極集中ではなく分散管理に

ブロックチェーン技術などもそうですが、一つの組織に情報が集約されるのではなく、分散され相互的に管理されるのが当たり前の時代になってきています。分散管理のメリットは管理者がおらず、証跡を残すことで管理しています。

各個人のプライバシーもブロックチェーンのように分散管理になっていくのではないかと思います。