スーパーシティとして選定された自治体はまだ一つもありません。(2021年4月9日時点)
スーパーシティの候補地一覧
現在、スーパーシティに決定している自治体は一つもありません。候補地はたくさん出ているため今後決定していきます。本記事においても決定しだいどんどん追記していきます。
スーパーシティ構想に選ばれる条件
スーパーシティに選ばれるための条件を整理しました。
- スーパーシティを他の地域に展開可能か
- スーパーシティ構想の実現可能性はあるか
- スーパーシティ構想のサービスが住民に役立つか
- スーパーシティ構想のサービスが最先端か
スーパーシティを他地域に展開可能か
日本では、最終的に日本全体にスーパーシティを広げていきたい構想があります。スーパーシティが特定の地域で終わってしまってはいけないため、地域特有の成功要因ではなく、別地域に展開できる仕組みが作れる必要があります。
例えば、学園都市のつくば市や京都のけいはんな学園都市は、学園都市という特殊な空間でしか再現性がなさそうなため、選ばれる確率は低いと感じます。
スーパーシティ構想の実現可能性はあるか
現在、自治体はサービスの構想の提出が完了した状態で実際に推進できるかが不明です。そのため、アーキテクトや連携事業者、自治体の推進体制によって今後実現可能かを測るしかありません。
実現可能性の低いところは、選択肢から外れると思います。
スーパーシティ構想のサービスが住民に役立つか
スーパーシティ構想の大本の思想が、住民の暮らしの改善です。住民に役立つサービスが提供できなければ選ばれることはありません。
スーパーシティ構想のサービスが最先端か
良サービスかと合わせて、最先端化というポイントも重要です。各地域が自動運転やドローンでの配送を推進しているのはそのためです。もちろん役立つ部分も大きいのですがテクノロジーの力を日本として磨くことも目的の一つです。
勝手に予想スーパーシティの有力候補地
上記、条件を元に勝手にランキングにしてみました。
スーパーシティ有力候補1位:大阪市
筆者はスーパーシティ確実なのは大阪市だと考えています。理由は、以下の通りです。
- 大都市における事例を作りたいため
- グリーンフィールド型の事例を作りたいため
- 万博が開催されるため
スーパーシティの候補51地域の中でも最も人口が多く、都市として機能を豊富に持っているのが大阪市です。ここで事例を作れれば、東京など他の都市でも展開できることから大阪市で成功事例は政府にとっても必要と考えています。グリーンフィールド型は、51地域中6件とかなり少ないです。また、万博の開催を控えていることから世界へのアピールとしても有効な都市です。
スーパーシティ有力候補2位:更別村
北海道の更別村も有力候補の一つです。北海道という広大な地。日本がこれから直面する高齢化社会の村のモデルとして適しています。また、お金があるということは色々なことに挑戦できるため、発展性も期待できますし、他の地域と違って農業という強みがあるので有力候補の2位としました。
スーパーシティ有力候補3位:仙台市
東日本大震災の復興地域は選ばれる可能性が非常に高いです。また、東北大学という国公立とタッグを組んでいる面も理由の一つです。同じく被災地の会津若松市と迷いましたが、人口の多さ等から仙台市が選ばれると思います。
スーパーシティ有力候補4位:浜松市
関東と中部地方でも1つ選ばれるとしたら浜松市ではないかと考えています。
スーパーシティ有力候補5位:北九州市
スーパーシティ決定までのフローとスケジュール
元々、2021年3月26日に締め切られるはずが、4月16日に延長されています。2〜3週間、延長したところで、なにかが変わるとは思えないのですが、コロナの影響から延長されています。コロナ対応におわれ、政府側の人員確保などが難しかったのかもしれません。
https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/supercity/supercity_sckoubo.html
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2020年5月スーパーシティ法案成立特区法の改定が正式決定された
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2020年5月〜2021年3月各自治体スーパーシティへの準備候補地選定、提携事業者選定、アーキテクト選定、アイデア公募、申込み
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2021年3月26日当初の公募締め切り日新型コロナウィルスの影響で延長
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2021年4月16日公募締め切りこれから
まとめ
- スーパーシティの決定はこれから
- 各自治体は、数ヶ月に渡って準備を続けてきている
スーパーシティの選定に慎重になるのはわかりますが、もっとスピード感をもって取り組まなければ本来の世界の先駆けたという狙いが達成できなくなる可能性があります!もっとスピードアップ!