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【事例集】スマートシティ国内・海外事例40選

事例集 スマートシティ

事例集 スマートシティ

2010年代からスマートシティが注目が高まっています。スーパーシティ法案の成立もあり、国内ではスマートシティも含めて盛り上がりを見せています。スマートシティは日々の暮らしに直結するためのアンテナを立て情報収集する必要があります。どういった取り組みが行われ、暮らしがどう変わるのか国内・海外の事例を紹介します。

目次
  1. スマートシティとは
  2. 国内のスマートシティ事例
  3. スーパーシティ構想に挑戦するスマートシティ
  4. 海外のスマートシティ事例
  5. まとめ

スマートシティとは

スマートシティとは、スーパーシティを包括する単位で、AIやドローン、自動運転など最新技術によって、都市のDXを推進する取り組みです。

【図解】スーパーシティとスマートシティの違いとは「スーパーシティ」と「スマートシティ」は似ているようで厳密には違います。ただし、大枠では一緒なので、専門家でも混乱、またはどちらを指しているのかわかりづらいときがあります。 そこでこの記事では、スーパーシティとスマートシティの同じ部分、違う部分について解説していきます。...

国内のスマートシティ事例

トヨタ ウーブン・シティ(Woven City)【静岡県裾野市】

未来のモビリティが走る!Woven City(ウーブンシティ)で実現するトヨタのスマートシティスーパーシティといえば真っ先に思い浮かぶのトヨタですが、実際にはどういった内容を行っているのでしょうか。意外ですが、現時点でスーパーシティの関連事業者にトヨタ自動車は入っていません。トヨタは独自にコネクティッドシティ別名「Woven City(ウーブンシティ)」を作っています。...

横浜スマートシティプロジェクト【神奈川県横浜市】

日本のスマートシティの先駆け!横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)2010年に横浜市でスマートシティプロジェクトが開始されました。スマーシティプロジェクトは、YSCPと呼称されています。経済産業省から「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に認定され、民間企業5 社(アクセンチュア、東芝、日産自動車、パナソニック、明電舎)と共に、環境・エネルギー分野の実証プロジェクトをメインに推進しています。...

渋谷スマートシティ【東京都渋谷区】

博報堂と三井物産が推進する渋谷スマートシティです。

渋谷スマートシティ「生活者ドリブン・スマートシティ」渋谷スクランブルスクエアや渋谷ストリームなど渋谷では再開発が進み、駅前を中心として大きく様変わりをしています。その裏では、スマートシティ化も進んでいます。2020年11月に発表され、2021年現在ではβ版ですがアプリなどのサービスも出ています。...

柏の葉スマートシティ【千葉県柏市】

柏の葉スマートシティでは、「環境共生都市」「新産業創造都市」健康長寿都市」という3つのテーマの最適解を求めています。

三井不動産主導の千葉県柏の葉スマートシティ柏の葉(かしわのは)とは、千葉県の柏市の地名です。柏の葉スマートシティは、柏の葉で三井不動産が推進するまちづくりです。柏の葉スマートシティは、三井不動産が主導するスマートシティです。...

DATA-SMART CITY SAPPORO【北海道札幌市】

札幌圏地域データを活用していくことで、市民生活の利便性向上や、新たなサービス創出による経済の活性化、行政保有データの活用が容易になること目指しています。

加古川スマートシティプロジェクト【兵庫県加古川市】

兵庫県加古川市は、日本全体の課題と同じように⼈⼝減少、少⼦⾼齢化による⼈⼝構造の変化、公共施設や社会インフラの⽼朽化、ごみ減量などの環境問題、ICT の急速な変⾰への対応などの課題に直⾯しています。「誰もが豊かさを享受でき、幸せを実感できるまち加古川」を実現するためにスマートシティ構想を推進しています。

スマートシティさいたまモデル【埼玉県さいたま市】

「スマートシティさいたまモデル」とは、本市の副都心である美園地区を理想都市とする試みです。人と人とのつながりであるコミュニティをしっかりと形成するとともに、AI、IoT、データを活用することで、住民等が抱える様々な社会課題を解決する生活支援サービスを提供し、市民生活の質を最大限向上させていくことを目指す事業です。

さいたま市が進めるスマートシティとは!?埼玉県さいたま市では、「スマートシティさいたまモデル」という名称でスマートシティの構想を進めています。埼玉県では他にも「スマートシティさいたま新都心構想」や「スマートシティホール構想」「埼玉版スーパーシティプロジェクト」など複数のプロジェクトが進んでいます。今回は「スマートシティさいたまモデル」というものに焦点を絞って解説していきます。...

FUKUOKA Smart EAST【福岡県福岡市】

国家戦略特区に選ばれている箱崎で様々な構想が進んでいます。

福岡市のスーパーシティ構想を解説(2021年4月の応募は見送り)福岡市は高島宗一郎市長が2019年4月の市長会見でスーパーシティ構想に意欲を見せていました。しかし2021年の4月16日締切であったスーパーシティ候補地の公募には応募をせず、見送りとしました。ただし、秋以降の2回目の公募への意欲はあるようです。今回は福岡市のスーパーシティ構想について解説していきます。...

スーパーシティ構想に挑戦するスマートシティ

北九州スマートコミュニティ創造事業【福岡県北九州市】

福岡県北九州市のスーパーシティ構想とは県庁所在地以外の都市としては神奈川県川崎市に次ぐ人口を有しています。そんな北九州市は2021年4月にスーパーシティ候補地の申請を国に行っています。北九州市は八幡製鉄所があった場所としても非常に有名です。北九州市のスーパーシティ構想について解説していきます。...

スマートシティ会津若松【福島県会津若松市】

アクセンチュアが主導する会津若松市のスーパーシティ構想福島県の会津若松市がスーパーシティ構想に挑戦しています。会津若松はスーパーシティが叫ばれる前から都市の改革やデジタル化を推進しています。会津若松市と聞くとアクセンチュアというワードが想起されるほどアクセンチュアと会津若松市が共同でプロジェクトを推進しています。歴史的背景や経緯、スーパーシティの今後の展望について解説していきます。...

スマートシティたかまつ【香川県高松市】

脱皮!?高松DAPPYが推進する香川県高松市のスーパーシティ構想高松市は、「FACT」をキーワードにスーパーシティ構想を推進していきます。FACTとは、フリーラドレスシティたかまつ(Free Address City Takamatsu)の略称で、時間や場所の制約から解き放たれた暮らしを実現しようとしています。...

スマートシティ【京都府けいはんな学園都市】

京都スーパーシティ 研究の力を最大限に!けいはんなサスティナブルスーパーシティ京都府は、京都府・精華町・ 木津川市・ 京田辺市共同でスーパーシティ構想に挑戦しています。京都でのスーパーシティ構想は、「けいはんなサスティナブルスーパーシティ」という名称で推進されます。けいはんなとは、京阪奈の読み方で、京都、大阪、奈良を合わせた呼び名です。けいはんな学園都市を中心に、「精華・西木津地区、他」では、ブラウンフィールド、「南田辺西地区」ではグリーンフィールでスーパーシティをおこまいます。...

SDGs共生みらい都市かまくら

2020年度からスタートした第4期基本計画に位置づけられています。

古都鎌倉市のスーパーシティ構想は成立するか鎌倉市といえば、源頼朝が幕府を立てたことで有名です。湘南や葉山など別荘地としても人気の地域です。しかし、地域は年々高齢化が進んでいます。今回スーパーシティに挑戦する鎌倉市について解説していきます。...

海外のスマートシティ事例

スマートシティ海外事例【フィンランド】

フィンランドはスマートシティの先進国です。特にMaaS、移動系のサービスをたくさん輩出しており各国が参考にしています。

MaaS大国フィンランドのスマートシティフィンランドは、ヨーロッパに位置する国です。フィンランドはMaaS(モビリティ アズ ア サービス)大国と呼ばれ、各国がフィンランドのMaaSを参考にしています。日本でもフィンランドを参考にしています。今回は、フィンランドのMaaS事例を中心にスマートシティについて解明していきます。...

スマートシティ海外事例【アメリカ ニューヨーク】

NYC Open Dataによるオープンデータの活用や、LinkNYCによる公衆電話をWifiスポットに置き換えるプロジェクト、ハドソン・ヤード再開発によって地域住民の健康状態をモニタリングするサービスなどが推進されています。

スマートシティ海外事例【アメリカ コロンバス】

オハイオ州にあるコロンバスでは、CCTNという移動手段の連携サービスやEVインフラによる公共・民間の充電インフラを拡充しています。

スマートシティ海外事例【アメリカ シカゴ】

シカゴでは、Array of Thingsという取り組みを推進しています。様々なデータを取得するために、街中にセンサーを設置し、温度、湿度、気圧、振動、音圧、時期、二酸化炭素、オゾン、光、赤外線お情報を集め、大気汚染対策や渋滞問題などの解決に役立てています。

スマートシティ海外事例【アメリカ サンフランシスコ】

DataSFというオープンデータを提供しています。最近、東京でも公開された、市内ビル3次元地図などを共有しています。

スマートシティ海外事例【カナダ トロント】

スマートシティといえば、一番に名前の上がる街です。Googleの親会社Alpahabet社の所有するSidewalk Labs社が参画しています。

スマートシティ海外事例【イギリス マンチェスター】

CityVerveプロジェクトとして、「医療・健康」「輸送・交通」「エネルギー・環境」「文化・コミュニティ」の4領域に特化した実証実験を実施しています。

スマートシティ海外事例【イギリス ブリストル】

希望参加者のスマートフォンやGPS装置にセンサをつけるオプトイン方式を取っています。

都市生活におけるあらゆる情報(エネルギー、大気質、交通に関する情報等)を収集するテストベッド(実環境における試験用プラットフォーム)を用意し、収集したデータは、渋滞緩和などの交通領域、廃棄物管理、大気汚染対策、エンターテインメント、エネルギー供給・管理など、幅広いサービスに活用しています。

スマートシティ海外事例【スペイン バルセロナ】

バルセロナのスマートシティは、2000年代に開始されおり、スマートシティ界隈では古参です。歩行者優先のモビリティを実現させるスーパーブロックには注目を集めました。

スマートシティ海外事例【オランダ アムステルダム】

生活、仕事、モビリティ、公共施設、オープンデータの5テーマについてスマートグリッド等の技術を活用しています。

スマートシティ海外事例【エストニア】

電子政府として有名なエストニアもスマートシティプロジェクトを実施しています。仮想住民という思想のもと、電子投票を行ったり、eIDカードという日本でいうマイナンバーの上位互換のようなサービスを提供しており、98%以上のエストニア人が利用しています。

スマートシティ海外事例【アラブ首長国連邦 ドバイ】

ドバイ都心から約30kmの「サスティナブルシティ」が開発されています。

スマートシティ海外事例【シンガポール】

国家戦略「スマートネーション」構想が推進されており、スマートシティランキングで2年連続1位を獲得しています。

日本では、PayPayなど各会社が決済サービスを提供していますが、シンガポールでは、PayNowという送金サービスを国家主導でサービス提供しています。特に送金が楽になっています。東南アジアでは、送金をよく使います。

シンガポールはスマートシティ先進国!?スマートネーション構想の取り組みに迫るスマートシティランキングにおいて、2019年、2020年と2年連続1位を獲得するスマートシティ先進国です。シンガポールは、日本と同じで高齢化が進んでいる国の一つです。今回はシンガポールがスマートシティ化において世界をリードしている秘訣に迫っていきます。...

スマートシティ海外事例【デンマーク コペンハーゲン】

エネルギー消費、エネルギー生産、モビリティ、市当局における効率化の四つを重点分野として「脱化石燃料社会」を目指しています。

スマートシティ海外事例【中国 杭州】

500以上の都市が建設中!中国のスマートシティ事例世界では、AIやビックデータなどのテクノロジーを用いて、住民の暮らしをより便利にする「スマートシティ化」の動きが加速しつつあります。その最先端を行くのが中国です。本記事では中国のスマートシティ事例を紹介していきます。...

スマートシティ海外事例【アルゼンチン ブエノスアイレス】

ブエノスアイレスでは、特にインフラや公共サービス面でスマートシティを進めています。上下水道、衛生、建築、住宅、エネルギー、農業などをSAPで管理しています。他にも教育や医療、税金関係等の電子手続きが可能になっています。

スマートシティ海外事例【インド】

スマートシティ100都市構想

インド政府のサイトではスマートシティの状況をリアルタイムでわかるようになっています。例えば、都市数は100で、採択されたプロジェクトは5,000以上、完了したプロジェクトは2,000を超えています。

透明性が高くて、素晴らしい取り組みです。

インド政府主導のスマートシティのビジョンは、軽税成長を促進し、人々の生活の質を向上させることです。

The purpose of the Smart Cities Mission is to drive economic growth and improve the quality of life of people by enabling local area development and harnessing technology, especially technology that leads to Smart outcomes.

出典:インド政府

素晴らしいのが、各都市のページが作成されており、都市ごとにもプロジェクトの数などが一覧化されていることです。日本では、各自治体が各ページを作り、PDFで共有する形をとっています。こういったところからもインドのスマートシティに対する熱意が感じられます。

スマートシティ海外事例【韓国 ソンド】

韓国のソンドでは、グリーンフィールド型でスマートシティが進められています。ゴミの自動収集技術などで注目を集めています。

出典:韓国スマートシティ

まとめ

スマートシティは、国内海外問わず当たり前の概念になります。自分たちの取り巻く環境がどのようなテクノロジーや技術で構築され、どういった思想のもとに推進されているのか理解しておくべきでしょう。