スーパーシティの中核を担う人材「アーキテクト」について解説していきます。
アーキテクトとは
アーキテクトとは、直訳すると建設する人という意味になります。建設というと大工さんを思い浮かべますが、建設の設計を行うような人をアーキテクトと言います。
また、最近ではITの世界でも「ITアーキテクト」というような言葉を使います。こういった場合もエンジニアやプログラマーを指すのではなく、どういった技術要素を使うのか、どういった方針で進めるのがアーキテクトの仕事です。
スーパーシティにおけるアーキテクトとは
スーパーシティにおけるアーキテクトは、「地域課題の設定、事業計画の作成、先端的技術の活用など、スーパーシティ構想全体を企画する人」を指します。
特に人数は決まっているわけではないので、複数人も可能です。大きい都市だと3〜4人。小さい都市だと1人を設定しています。
アーキテクトはなぜ必要なのか
地方自治体は、国に対して、スーパーシティ構想に参加したいと表明する上での条件に「アーキテクトが存在していること」となっています。要件となっているため、現在様々な都市で公募でアーキテクトを募っています。
アーキテクトに求められる能力
公募といえど、簡単に誰でもなれるわけではありません。国のプロジェクトかつ、さらに世界にも率先していくためのプロジェクトなので一定のスキルが必要となります。
すでにアーキテクトに選ばれた方は、文科省や運輸省にいらっしゃった方や外資系大手のIT企業にいた方など経歴も華々しいものになっています。
政治への理解や先端技術、課題解決能力とコンサルティング能力、政治能力、IT能力を深いレベルで求められています。すべて兼ね備えている人材はほぼいらっしゃらないので、複数の専門家でチームを組んで取り組むことが多いです。
アーキテクトの役割
アーキテクトの求められる役割は、大きい。自治体の職員や関連ベンダー等巻き込む人材がたくさんいるため、そういった方たちを主導していくリーダーとして役割を求められます。
また、先進技術を使ってどう世の中を良くしていくのか課題を見つけ、具体化していく構想が必要となります。
ある意味、会社の社長のような役割を持つ必要があります。
まとめ
- アーキテクトは、政治やIT、都市開発の分野で一定の専門家がなる
- アーキテクトは複数の専門家のチームになることが多い
- アーキテクトは地方自体体のスーパーシティの旗振り役
情シスフォース