スーパーシティについて

スマートシティ・スーパーシティの市場規模レポートまとめ

スマートシティ市場規模

スマートシティやスーパーシティが国内でも海外でも盛り上がりを見せている中、市場規模がどれくらいなのかという疑問があると思います。各レポートが出しているスーパーシティ、スマートシティの市場規模をまとめました。

各レポートの市場規模

総務省

資料が古いですが、総務省もIoTにおける市場予測レポートを出しています。

スマートシティ等の普及に伴い、2014 年のIoT/M2M 関連の国内の売上市場規模は 9.3 兆円であり、2019 年には 16.5 兆円に達するものと予測されている。さらに、2020年においては売上市場規模が約19兆円になると試算されるが、その分野別の売上市場規模は図表 III-2 のとおりである。
また、世界においても、インターネットにつながるモノの数は、今後急速に増加すると予測されている。2013 年時点では約 158 億個であり、2020年までに約 530 億個まで増大すると見込まれている。
このような状況の中で IoT は広範な産業分野に影響をもたらすものと予測されており、2025 年までに世界 GDP に対し年間最大 11.1 兆ドルの経済波及効果を持つとされている。

出典:「スマート IoT 推進戦略」

REPORT OCEAN

REPORT OCEAN(レポートオーシャン)はアメリカの調査会社です。様々な市場のレポートを販売する会社です。スマートシティで使う、IoTで、1兆3,153億ドル(130兆円)。スマートシティ市場全体4兆2,693億ドル(426兆円)と予測しています。

世界のスマートシティIoT市場は2030年までに1兆3,154億ドルに達し、新たな技術の進歩とスマートシティに対する政府のイニシアチブの増加により、2020年から2030年にかけて毎年20.4%成長します。

出典:Report Oceanプレスリリース

世界のスマートシティ市場は、2030年までに4兆2,693億ドルに達し、都市化と政府のイニシアチブの拡大、過密によるリソース管理の必要性の高まり、5G、AI、ビッグデータ、IoTの新たな技術進歩により、2020年から2030年にかけて毎年17.3%成長します。

出典:Report Oceanプレスリリース

矢野経済研究所

矢野経済研究所は、国内のスマートシティにおけるエネルギー領域は、286億円となると予測しています。

スマートシティにおいてこれらの取り組みが進む中で、地域単位もしくは街区単位のエネルギーマネジメントの計画が増え、エネルギーマネジメント用設備・システム市場規模は2020年度256億円、2021年度260億円と推移し、2025年度には286億円になると予測する。

出典:国内スマートシティ市場、スマートシティにおけるエネルギーマネジメントに関する調査を実施(2020年)

MARKETS AND MARKETS

Markets and Marketsは、世界のスマートシティプラットフォーム市場は2025年までに2,360億米ドル(26兆円)に成長すると予測しています。また、スマートシティ全体として、8,207億米ドル(82兆円)に成長すると予測しています。

MarketsandMarkets forecasts the global smart city platforms market size to grow from USD 138.7 billion in 2020 to USD 236.0 billion by 2025, at a Compound Annual Growth Rate (CAGR) of 11.2% during the forecast period. 

出典:Smart City Platforms Market by Offering (Platforms (Connectivity Management Platform, Integration Platform, Device Management Platform, Security Platform, and Data Management Platform) and Services), Delivery Model, and Region – Global Forecast to 2025

The global smart cities market size is expected to grow from USD 410.8 billion in 2020 to USD 820.7 billion by 2025, at a Compound Annual Growth Rate (CAGR) of 14.8%. The smart cities market is expected to grow, owing to the increasing demand for public safety, rising urban population, and growing government initiatives.

出典:Smart Cities Market by Smart Transportation (Type, Solutions and Services), Smart Buildings (Type, Solutions and Services), Smart Utilities (Public Safety, Smart Healthcare, Smart Education, Smart Street Lighting, e-Governance), Smart Citizen Services, and Region – Global Forecast to 2025

市場レポートのまとめ

もちろん、各社のレポートにブレはありますが、世界のスマートシティの市場規模は、2025年〜2030年までに82兆円〜426兆円になると予測されています。スマートシティは世界的には、数百兆円の市場規模にはなると思われます。

また、国内市場はエネルギー分野で、286億円と予測されているため、全体として数千億〜数兆円くらいの規模にはなると思います。

各市場規模予測表

ここまで見てきたレポートを表にしました。

レポート市場市場規模
総務省IoT国内市場19兆円【2020年予測】
REPORT OCEANスマートシティ世界市場4兆2,693億ドル(426兆円)【2030年予測】
矢野経済研究所スマートシティ国内エネルギー市場286億円【2025年予測】
MARKETS AND MARKETSスマートシティ世界市場8,207億米ドル(82兆円)【2025年予測】
ABOUT ME
畠山大世
ITコンサルティングとして、基幹システム刷新のPMO、要件定義、設計に従事。システムをより深く知りたくなり、エンジニアに転向。機械学習エンジニアとして、レコメンド、スコア予測、データ分析などを経験。 その後、フリーランスとして独立し機械学習だけではなくアプリエンジニアとしてフロント、サーバ問わず開発。また、PdMやプリセールスなどビジネス面も担当。
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