日本は災害大国
防災は、スーパーシティのテーマの一つです。日本では、豪雪、地震、台風、大雨、洪水といった災害が多く発生しています。日本は災害大国です。災害大国日本だからこそ、防災に力を入れていき、防災大国として世界にアピールしていく思いもあります。
日本の平成災害史
ここ10年を見ても甚大な被害をもたらした災害がたくさんあります。
日付 | 災害 |
---|---|
2020年7月 | 熊本豪雨 |
2016年4月 | 熊本地震 |
2011年3月 | 東日本大震災 |
2004年10月 | 新潟県中越大震災 |
防災領域 先端的サービス概要
- 位置情報等による個別最適な避難誘導
- 精緻な災害予測・避難シミュレーション
- インフラ点検ロボット
- ドローンによる被災状況把握
- LPWAによる水位情報等のモニタリング
- 避難所・支援物資輸送の効率化
位置情報等による個別最適な避難誘導
熊本県人吉市のサーチライトを使った避難誘導
有事の際、スマートフォンは避難誘導には便利ですが、全員が全員スマートフォンを持っているわけではありません。高齢者の方は苦手だったり、置き忘れたり、特定のアプリにしてしまえば観光客のようにたまにしか訪れない人には不便なものになってしまいます。
サーチライトを使い、避難方向を示すことができれば誰でもあの方向にいけばということがわかります。
LPWAによる水位情報等のモニタリング
会津若松におけるスーパーシティでの防災サービス案
会津若松は、福島県に位置するため東日本大震災で被災した地域です。元々、会津若松市のスマートシティ化は、震災をきっかけです。
すでに様々な場面でデジタル化が進んでいる会津若松市ですが、ハザード情報を可視化するというところをおこなっています。ハザードマップをスマホやPCから見られるようにしていて、避難所などが検索できるようになっています。
将来的にはパーソナル型避難誘導 マイハザード
将来的には、パーソナル型避難誘導を実現しようとしています。名前はマイハザードです。位置情報を事前同意していれば、災害時に避難行動を自身の端末に通知してくれるサービスです。位置情報がわかることで、避難所の混雑度がわかり、医療従事者の対応にも連携できます。
精緻な災害予測・避難シミュレーション
宮崎県延岡市の「被災状況シミュレータ」
宮崎県延岡市では、南海トラフ巨大地震の発生が予想され、台風や水害などの被害を受けてきた延岡市にとって、大規模災害への備えは大きな課題と感じています。
大災害が発生する前に『被災状況シミュレーター』を用いて、発生する事象と市民行動の双方をシミュレーションし、市民の仮想防災訓練を支援するサービスを提供します。。
防災関連サービス
Yahoo防災速報
緊急地震速報や災害情報がわかるアプリケーションです。東日本大震災をきっかけに開発されたアプリです。
VACANによる混雑状況可視化
VACAN(バカン)は、飲食店の空き情報などを提供している会社です。空き情報、混雑情報に特化している会社なので、災害時に避難場所や避難場所の混雑度を可視化するサービスを提供しています。
まとめ
防災はやれることがたくさんあります。例えば、災害時にコンビニの電力や水道の情報が取得できればどのあたりまで被災しているかわかります。ビッグデータを使うことで、人の行動、災害の規模を把握し、適切な対処ができるようになります。
日本ならではの防災サービスが作れたら面白いですね。
情シスフォース