埼玉県さいたま市では、「スマートシティさいたまモデル」という名称でスマートシティの構想を進めています。埼玉県では他にも「スマートシティさいたま新都心構想」や「スマートシティホール構想」「埼玉版スーパーシティプロジェクト」など複数のプロジェクトが進んでいます。今回は「スマートシティさいたまモデル」というものに焦点を絞って解説していきます。
スマートシティさいたまモデルとは?
スマートシティさいたまモデルとは埼玉県の美園(みその)地区を中心として先端技術を使いつつ、地域住民とのコミュニティ作りをして、住民生活の質を上げていくことを目指す事業です。さいたま市は下記のように事業を定義しています。
「スマートシティさいたまモデル」とは、本市の副都心である美園地区をさいたま市が目指す理想都市の縮図とするため、人と人とのつながりであるコミュニティをしっかりと形成するとともに、AI、IoT、データを活用することで、住民等が抱える様々な社会課題を解決する生活支援サービスを提供することで、市民生活の質を最大限向上させていくことを目指す事業です。また、美園地区で新たに誕生した生活支援サービスは、将来的にはさいたま市全域へ展開することを目指します。
スマートシティさいたまモデルの推進
アーバンデザインセンターみその(UDCMi)
スマートシティさいたまモデルでは、アーバンデザインセンターみその(UDCMi)という浦和美園駅西口にある場所を地域課題の解決に取り組むためのまちづくりの拠点としています。この場所を中心として、さいたま市及び大学、民間企業、各種団体などがそれぞれ連携を図りながら市民の生活を豊かにするサービス企画を検討して、社会実装を目指す活動をしています。
スマートシティさいたまモデルの中心である美園タウンマネジメント協会
スマートシティさいたまモデルを推進するにあたって、中心的な役割をはたしているのが「美園タウンマネジメント協会」です。協会は上記のような公・民・学がの各組織がオープンかつフラットに連携して先端技術や治験を活かしつつ市民にとって有益な街作りを進められるようにしています。また、美園での事例を国内外に発信することも大きな目的の1つです。
まとめ
さいたま市のスーパーシティ推進は現時点では美園という埼玉スタジアムの近くの小さな地域で行われています。この場所で地域住民を巻き込んでの構想を進めており、ここでの実績をさいたま市、埼玉県全域に広げていきたい考えです。
参考サイト:
スマートシティさいたまモデルの推進
情シスフォース