事例

スーパーシティで社会を豊かに!神戸市「Be Smart KOBE」プロジェクトの実態に迫る

神戸市スーパーシティ

本記事では神戸市のスーパーシティ化を推進する「Be Smart KOBE」の取り組みについて紹介していきます。

Be Smart KOBEとは

神戸市の公式ホームページでは以下のように説明されています。

神戸市では、先端技術やデータを活用した実証事業の実施を支援し、高度な市民サービスの創出・実装に取組む「Be Smart KOBE」プロジェクトを令和元年度より開始し、当該取組みを通じて、人間中心の目線で社会課題を解決する「Human×Smart」な都市づくりを目指しています。

https://www.city.kobe.lg.jp/a05822/572183216328.html

Be Smart KOBE」とは、先端技術を活用し、社会のあり方を変革する「市のスーパーシティ化」を通して、市民サービスの創出をするプロジェクトです。神戸市はBe Smart KOBEプロジェクトを推進していくため、令和元年と令和2年にそれぞれパートナーの事業者を募集していました。そこで選定された企業と共に、最新テクノロジーを活用したサービスを開発・実装しています。

出典:神戸市ホームページ

2020年度「Be Smart KOBE」プロジェクトの概要

2020年のBe Smart KOBEプロジェクトでは、「海」、「山」、「データ活用」の3分野で市民サービスを創出できる5社を選定しています。それぞれの企業の取り組みについてまとめました。

事業者名フィールド「Be Smart KOBE」事業内容
株式会社バカンデータ活用・AIとIoTを活用したリアルタイムの混雑情報発信
ミツフジ株式会社・デジタルデータ(バイタルデータ・気候等)の収集
・遠隔医療サービス事業化に向けたデータ評価と課題抽出
(※神戸市の六甲山・有馬地区や海岸地区で約1週間ずつ実証実験を実施)
株式会社FullDepth・養殖生簀における遠隔観測ソリューション
六甲山観光株式会社・LINE上でのAIボットを活用した観光客の観光客行動分析データの取得
株式会社エクサウィザーズデータ活用・歩容解析AI等を用いた次世代予防・健康づくり事業
出典:令和2年度採択事業者選定結果について

選定された企業は下記支援を神戸市から受けられるようです。

  1. 事業にかかる費用を一部負担してもらう(最大100万円)ことができる
  2. Be Smart KOBEプロジェクト運営業務の受託事業者である有限責任監査法人トーマツの支援が受けられる
  3. 市と連携協定を締結している企業や関係機関など様々な事業者との連携にかかる調整をしてもらえる

神戸市ホームページにある「令和2年度「Be Smart KOBE」プロジェクト 実証事業の結果報告」では(2021年3月25日更新)、すでに5社の事業の実証はそれぞれ完了しており、それぞれの実証結果が報告されています。

六甲山スマートシティ構想

Be Smart Kobeプロジェクトでは、上記で紹介した選定企業による市内での技術実証・実装の取り組みの他に「六甲山スマートシティ構想」事業があります。

六甲山上の事業環境を整備し、快適で創造性を刺激する魅力的なビジネス空間を実現していく「六甲山上スマートシティ構想」を2020年に策定しました。

https://www.city.kobe.lg.jp/a05822/shise/kekaku/kikakuchosekyoku/creative-smart-rokko-mountains.html

主な事業内容の1つはクリエイティブな人材が働くためのオフィスの提供です。ITベンチャーやクリエイターなどがオフィスに集まりオープンコラボレーションスペースとしての役割が期待されています。

出典:ROKKO NOMADO

六甲山にある、オフィススペースのROKKONOMAD(ロコノマド)は2021年3月26日よりオープンしています。今後は、最先端の企業がROKKONOMADを活用し、クリエイティブなビジネスが六甲山から産まれていくのかもしれません。

まとめ

神戸市は、他のスーパーシティプロジェクトに比べ、民間企業と連携して最先端サービスの実証実験を進めている印象があります。
また、神戸市の興味深い取り組みとして、米国のベンチャーキャピタルである500 Startupsと連携したスタートアップ育成プログラムというものがあります。これはテック系スタートアップ企業を中心に投資を行い、日本発のスタートアップエコシステムを神戸から生み出すことを目的としています。スーパーシティ実現に向けた企業との連携や、スタートアップ企業を育成する活動などから鑑みるに、世の中を変革する可能性を持つ企業に対して積極的に支援していく文化が神戸市には根付いているのかもしれません。

兵庫県で神戸市以外にスーパーシティ構想にチャレンジするのは

養父市スーパーシティ
強力なリーダーシップで進める兵庫県養父市のスーパーシティ構想兵庫県養父市は2014年5月に国家戦略特区の指定を受け、中山間農業の改革・振興をはじめとする規制緩和を活用した地方創生に取り組んでいます。その経験を生かし、中山間地域にこそ必要なデジタルの取組をさらに加速させ、デジタル活用によるあらゆるサービスの利便性の向上を目指して2021年のスーパーシティ候補地に立候補しています。...
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遠藤凌
学生時代アプリケーションエンジニアとして、iOSアプリを開発。新卒で外資IT企業に就職。現在は基幹システム刷新PJに参画し、アプリケーションの要件定義から開発まで幅広く経験中。
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