事例

愛知県常滑市スーパーシティ構想!中部国際空港が未来都市に!

スーパーシティ常滑市

愛知県常滑市は中部国際空港(セントレア)がある場所です。海に近く、空港を擁し大都市名古屋まで30分以内に移動可能な常滑市はスーパーシティ構想に挑戦しています。常滑市のスーパーシティ構想について解説していきます。

愛知県常滑市(とこなめ)のスーパーシティ構想とは

名称はあいち・とこなめスーパーシティ構想

常滑市を読める人が少なそうな漢字なので、あえて平仮名にしているだと思います。対象くいくは、中部国際空港島とその周辺地域で、「グリーン&イノベーション アイランド」をテーマにスーパーシティ構想を推進します。

常滑市のスーパーシティ構想では、フェーズI〜Ⅲに分けて順次展開していきます。フェーズをわけることで、2030年という長い期間を待たずに住民側にもサービス享受ができるため非常に良いと感じます。

常滑市の抱える地域課題

  • 空港島・周辺地域における課題
    • 集客増、混雑集中時の交通事業者間の連携、空港島内駐車場の不足
    • 賑わいの少ない空間(道路、駐車場)
    • 24時間利用可能な移動手段や飲食娯楽施設等の不足
    • 空港島内施設群の回遊、空港島と近隣地域を結ぶ移動手段の不足
    • 災害時の孤立化の可能性
    • 新型コロナウイルス感染症により落ち込んだインバウンド客の早期回復
  • 常滑市における課題
    • 市内を移動するための公共交通網の不足
    • 空港島・周辺地域への来訪者の市街地等への誘導
  • 愛知県における課題
    • 自動運転、ロボット、水素エネルギー活用など次世代技術の実証実績はあるが、実装段階へのステップアップが必要
    • 歴史、産業などの観光資源を生かした観光地としての魅力発信、集客、誘導
    • 人口減少社会における労働力確保、多様化、グローバル化、カーボンニュートラル、DXへの対応

地域住民や市にとっては大きな課題かもしれませんが、スーパーシティ構想において課題が弱い気がします。

常滑市のスーパーシティの要のアーキテクトは?

アーキテクトとは、スーパーシティ構想をリードするリーダーです。

スーパーシティアーキテクトとは
【スーパーシティ用語解説】アーキテクトとは?スーパーシティの中核を担う人材「アーキテクト」について解説していきます。...

隈研吾氏(建築家 鎌倉市都市政策専門員)

株式会社隈研吾建築都市設計事務所主宰する建築家です。日本の建築家、デザイナー。株式会社隈研吾建築都市設計事務所主宰。東京大学特別教授。高知県立林業大学校 校長。岐阜県立森林文化アカデミー特別招聘教授。

出典:Wikipedia

世界的に有名な隈研吾氏が担当します。隈研吾氏は鎌倉市のスーパーシティ構想でもアーキテクトを担当します。

鎌倉市スーパーシティ
古都鎌倉市のスーパーシティ構想は成立するか鎌倉市といえば、源頼朝が幕府を立てたことで有名です。湘南や葉山など別荘地としても人気の地域です。しかし、地域は年々高齢化が進んでいます。今回スーパーシティに挑戦する鎌倉市について解説していきます。...

常滑市のスーパーシティ構想で実現したい事業領域

  • 自動運転・自動搬送
  • 空飛ぶ車・ドローン
  • スマートモビリティ
  • モビリティ価値創出
  • OneID・キャッシュレス
  • パーソナルコンシェルジュ
  • バーチャルあいち
  • クリーンエネルギー
  • 次世代EMS
  • 次世代アセットマネジメント
  • 健康情報管理
  • ライフサポート・プラットフォーム
  • オープンイノベーションエリア
  • スーパーシティの深化・市内展開

まとめ

愛知県常滑市は、中部国際空港を中心にスーパーシティ構想を実現しようとしています。空港という土地柄、道路整備などがされていて、スーパーシティ構想を進めやすい環境にあり実現可能性はどの分野においても高いと思います。一方で地域の課題やスーパーシティ構想で実現しようとしている事業の差別化が少し不足しているのかなという気がします。空港島のような場所は、大阪の万博の夢洲にも似ています。かなり厳しい戦いを強いられるかと思います。仮にスーパーシティに選ばれなかったとしても一部構想は実現して欲しいものです。

大阪市スーパーシティ
万博開催地!!大阪のスーパーシティ構想を紐解く大阪市は、段階的にグリーンフィールド型でスーパーシティを実現しようと考えています。また、万博を控えているため、万博も有効活用し、スーパーシティの構造を現実的に、そして最終的に市全体、大阪府全体に広げていくとしています。そういった計画や内容について解説していきます。...

参考

ABOUT ME
畠山大世
ITコンサルティングとして、基幹システム刷新のPMO、要件定義、設計に従事。システムをより深く知りたくなり、エンジニアに転向。機械学習エンジニアとして、レコメンド、スコア予測、データ分析などを経験。 その後、フリーランスとして独立し機械学習だけではなくアプリエンジニアとしてフロント、サーバ問わず開発。また、PdMやプリセールスなどビジネス面も担当。
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